産科・婦人科領域における鍼灸の安全性と適応基準

医療従事者の方へ

産科・婦人科領域における鍼灸の安全性と適応基準

概要

妊娠中・産後の女性に対する鍼灸治療は、適切な知識と技術を持つ施術者が適応を判断した上で行う場合、一般的に安全性が高いとされています。一方で、妊娠週数・合併症の有無・施術部位によっては慎重な判断が求められます。

主な適応と注意事項

適応が検討される状況の例

  • 妊娠中の腰痛・骨盤痛
  • 妊娠悪心嘔吐(つわり)
  • 骨盤位(逆子)に対する施灸
  • 不妊・ART補助

注意を要する状況

  • 切迫早産・切迫流産など産科的ハイリスク症例
  • 出血傾向・抗凝固療法中
  • 感染リスクのある皮膚状態

参考資料

公益社団法人全日本鍼灸学会「鍼灸安全対策ガイドライン2025年版」(無料ダウンロード)
笠井靖代ほか「妊婦に対する鍼灸治療の現状」日本鍼灸学会誌 2018;68(4):238-256 J-STAGE