帝王切開後の痛みに対する補完・代替医療

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帝王切開後の痛みに対する補完・代替医療

コクランレビューの概要

帝王切開(CS)後の痛みは、母親の回復や新生児との早期のかかわりに影響することがあります。薬物による鎮痛は広く行われていますが、母体・新生児への副作用への懸念から十分に用いられないこともあります。鍼・指圧、アロマセラピー、電磁気療法、マッサージ、音楽療法、レイキ、リラクゼーション、経皮的電気神経刺激(TENS)といった補完・代替療法(CAM)が、帝王切開後の痛みの軽減に役立つかどうかを検討したのが本レビューです。

Zimpel SA, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2020, Issue 9. CD011216
コクランレビュー全文(英語) /  プレインランゲージサマリー(英語)

主な結論

  • 鎮痛薬と併用した鍼・指圧は、術後12〜24時間の痛みを軽減する可能性があります。
  • アロマセラピー、電磁気療法、音楽療法、リラクゼーション、TENSも、術後24時間程度までの痛みを軽減する可能性が示されています。
  • マッサージやレイキについては、現時点では効果を判断できるだけのエビデンスがありません。
  • ほとんどの結果について、エビデンスの確実性は低〜非常に低いと判断されています。

安全性

いずれの療法についても、有害事象に関するエビデンスは不確実であり、安全性について明確な判断はできません。また、退院6週間後の時点での痛みを報告した研究はなく、24時間より長期の効果は不明です。